ファイルコインについて解説!IPFSとの関係性とは?

FILナビ運営事務局です。

以前、ファイルコインが支えるIPFSプロジェクトについてお伝えしました。

上記の記事をお読みいただいた後に本記事をご覧いただくと、スッキリご理解いただけるかと思います。

IPFSを活性化するために誕生したファイルコイン

ファイルコイン(FIL)は、IPFSを活性化させるために開発されました。開発者は同じくProtocol Labsです。
個人または法人が、IPFSのプラットフォームに空きストレージを提供し、IPFSの規則に沿ってデータをしっかり保存管理すると、暗号資産であるファイルコインを報酬として得られる仕組みになっています。

ファイルコインはすでに米大手VCなどから資金を調達しており、SEQUOIA Capitalを始め、Y Combinator、 WINKLE VOSS CapitalAndreessen Holowitz Capitalなど錚々たるVCが投資をしております。

このことからも、Filecoinプロジェクトの将来性がいかに有望視されているかがお分かりいただけるのではないでしょうか。

ストレージマイナーとは?

Filecoinネットワークにストレージ(空きハーディスクなど)を提供する者をストレージマイナーと呼びます。
ストレージマイナーはユーザーの写真や動画、書類など様々なデータを保存し、ブロックを作成することで、ファイルコインの報酬を得ることができます。

ファイルコインとIPFSは2つの独立した補完的なプロトコルで、IPFSはピア同士(P2P)で検証可能なデータを保存、要求、転送することを可能にし、ファイルコインは永続的なデータ保存システムを提供するように設計されています。
ユーザーはデータを保存するために対価を支払い、マイナーはデータ保存に必要なストレージを提供することで報酬を得ることができます。

つまり、もともとのIPFSのネットワークの仕組みでは、データを保存する側の人たち(ストレージマイナー)にインセンティブが働くようになっていなかったものを、ファイルコインのネットワークを取り込むことでファイルコインが潤滑油のような存在となり、より効率的にネットワークが拡大する仕組みをつくりあげることができたのです。

これまでのファイルコインの存在理由があくまで実需に基づいたものであったために、これからますます伸びていく一つの要因となっております。

Protocol Labs、IPFS、そしてファイルコインの動向が見逃せませんね。

ファイルコインの価格については別の機会に記事にしようと思います。

ファイルコインについてもっと知りたいという方向けに様々なコンテンツを用意しておりますので、是非こちらもご活用ください!

・基礎動画はこちら

https://filecoin-navi.com/movie/