ファイルコインの価格について解説!FIL価格を知る上で押さえておきたいポイントとは?~基本編~

FILナビ運営事務局です。

今回は、読者の皆様が一番気になるであろうファイルコインの「価格」についてお伝えしたいと思います。

前半では、ファイルコイン価格形成の元になる、押さえていくべき基本情報やポイントをまとめています。後半では、これまでの動きの中で大きく価格に影響を与えた出来事について整理をしております。最後に、我々FILナビが考える価格についての考察をまとめています。

まずは、価格形成の元になる情報をいくつか説明したいと思います。

「トークンの割り当て」について

ファイルコイントークンは、ファイルコインネットワークを形成する4つの参加グループに配布されます。

・70% ファイルコインマイナーへ配布

 データストレージサービスの提供、ブロックチェーンの維持、データの配布、契約の実行など。

・15% Protocol Labs(Filecoinを立ち上げた会社)へ配布

 研究、エンジニアリング、展開、事業開発、マーケティング、流通など。

・10% アドバイザーやICO投資家へ配布(投資家向けの割り当て)

 ネットワーク開発、事業開発、パートナーシップ、サポートなどに資金を提供。

・5% ファイルコイン財団へ配布  長期的なネットワークガバナンス、パートナーサポート、学術助成金、公共事業、コミュニティ構築、など。

「総供給量=発行上限」について

数十年にわたってリリースされる2,000,000,000(20億)ファイルコインが発行上限になります。

メインネット移行後の推移をみるに、開始後4年目頃に供給の半分(10億トークン)を超えるのではないかと言われています。ビットコイン同様ですが、そもそも発行枚数が決まっているので価格のインフレが起こりにくい設計となっています。

参考までに他のコインの発行上限は、、、

ビットコイン2,100万枚

リップル1,000億枚

ネム90億枚 となっております。

「半減期」について

これはビットコインでもおなじみですが、ファイルコインにも半減期と言われるものがあります。

ファイルコインは6年の半減期(ビットコインは4年)に従い設定がされております。ビットコインが4年に1回枚数のモニタリングが行われるのに対して、ファイルコインは、毎月モニタリングが行われているので、調整をしながら緩やかに報酬が減少していく仕組みになっております。

ファイルコインの価格が急激に上がった要因

さて、ここからはファイルコインのメインネット移行後、大きくファイルコインの値段が上昇するきっかけとなった出来事を整理したいと思います。

そもそも立ち上げ当初からかなり期待をされていたのがファイルコインです。

それは、

・米大手VCによるファイルコインへの出資が初期から行われていたから

・ビットコインなどの仮想通貨と違い、明確な実需が期待されているから

が主な要因です。

これは2017年のICO実施時に280億円以上の資金調達を実現したことからも言えます。

その上で、メインネット移行後、

・ナスダックというアメリカの株式市場のレポートで、将来的にビットコインを上回る可能性がある3つのコイン」という記事が掲載され、そこにファイルコインがに選出されたこと(2020年12月)

原文はこちら:

https://www.nasdaq.com/articles/3-altcoins-that-could-outpace-bitcoin-in-the-coming-years-2020-12-09

・アメリカの投資会社で、主に仮想通貨をメインとする投資ファンドを運用するグレースケールという会社が新たに5つの投資信託を組成し、そこにファイルコインが含まれていたこと(2021年3月)

原文はこちら:(グレースケール社サイトのプレスリリースより引用)

https://www.globenewswire.com/news-release/2021/03/17/2194615/0/en/Grayscale-Investments-Launches-Five-New-Investment-Trusts.html

といったニュースが各種媒体、メディア、SNSなどで拡散され急激に値をあげる要因となりました。

もちろん、それ以外の要因もありますし、徐々に上がったきてはいたのですが、今後もそういったニュースが世界を駆け巡り、今後も値段が上がっていくと見込まれているのです。

FILナビが考えるファイルコインの価格分析

さて最後に、FILナビが考える価格分析をご説明したいと思います。

Coinbase、BWFなどの大手取引所ではFilecoinメインネットローンチ後にFILのリリースを予定している。また、メインネットのローンチ以前から、多くの取引所がすでに先物取引を開始していたこと。

• Filecoinのブロック生成は6年で半減する衰退型の仕組みを取り入れており、先行採掘量は後半期より優れている。

• Filecoinの担保メカニズムによって、FILの流通量は非常に少なく、相場の安定につながる。

• 初期の参入者は比較的少なく、マイナーの有効ストレージが全体を占める割合が高いため、時間単位内の獲得数量は多くなる。

• Filecoinの投資機関向けのFIL放出ルールは6~36ヶ月にかけて解除するため、相場に対しての売り圧は大きくない。

上記のような理由から、今後ますますファイルコインの需要が高まり、価格が中長期的に上がってくると我々は考えております。

FILナビでは今後も、価格に影響を与えそうなニュースを随時更新をしていきます。是非とも、FILナビでファイルコインについて理解を深めていただければ幸いです。